映画「やかまし村の春・夏・秋・冬」あらすじと感想【ネタバレあり】スローライフに癒される
前作「やかまし村の子どもたち」から1年後に公開された続編です。
監督も変わらずラッセ・ハルストレム。
子どもたちはじめキャストも変わりありません。
前回は夏休みの話でしたが、今回は夏休み明けからの1年間の話になります。
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あらすじ
夏休みが終わり、学校が始まった。
中屋敷に住むリサと、兄のラッセとボッセ。
南屋敷の女の子たちブリッタとアンナ。
そして北屋敷のオッレは元気に一緒に学校に向かう。
久しぶりに会う級友たちと夏休みの話で盛り上がったり、栞を集めているアンナは他の女の子たちと交換して楽しんでいた。
それを見てリサも栞を集めよう、と考える。
そして早くもクリスマスを楽しみにしていた。
長く感じる時間を経て、クリスマスがやってきた。
イヴではみんなお風呂に入り、よそ行きの服を着るのが通例だ。
それぞれの家族で食事をとるが、中屋敷ではお手伝いのアグダとオスカルも加わった。
スープの中にナッツが入っている人は今年中に結婚する、というジンクスがある。
するとアグダとオスカルのスープに割れたナッツが入っていた。
翌日はやかまし村のみんなでソリに乗って、イエールおばさんの家に行く。
そこでは大きなパーティーが開かれ、大人たちは飲食を楽しみ、子供たちも他の子たちと一緒に遊べるので楽しかった。
そして近くの池では氷が張ってあり、子供たちはアイススケートに繰り出すことに。
一部で穴が開いているから近寄らないように、と事前に注意されていたが、そういう禁止事項をあえて破るのがラッセである。
自分のスケート技術を過信して、皆の警告も無視して穴の周りを調子よく滑っていたが落ちてしまう。
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感想
今回もストーリーは無く、四季を通した子供たちの日常風景を映し出すスケッチになっています。
ただ前回はピンチというものがなかったのに対し、今回はラッセが凍った池に落ちるという、肝を冷やすシーンがありました。
助かったけど、このシリーズでは「ほのぼの」を求めているので、こういう危険なのはノーサンキューです… (;´Д`)
そして気づいたらラッセのアゴが見事に割れていたことにビックリ。
前回こんなに立派なケツアゴにはなっていなかったはず。
子供の成長ってすごいな~、とアゴを見ながら感心してしまいました (目の付け所が何かおかしい)
そしてオッレの小さい妹シャスティンも、今回は少し目立っています。
お出かけする両親の代わりにリサとアンナが面倒を見ることになるのですが、イヤイヤ期のシャスティンは頻繁に泣いてしまって、そのたびオッレに怒られてしまうのです。
(オッレは牛の世話があるため近くにはいても、シャスティンにずっと構ってはいられない状況です)
シャスティンひとりに手を焼いてしまったアンナの「保母さんになりたい」という夢はあえなく散りました。
子供が子供の面倒を見るのはよくあるけど、慣れてないとキツいですよね。
その点オッレはかなり手慣れています。
しかも飼い犬のスィップもかなり彼に懐いていて、面倒見のいい性格が伺い知れますが、他のふたりと同様にけっこうイジワルにもなってきているのが残念。
前作より男の子たちのイジワルが増えてきていました。
そのせいか前作よりはほっこり出来なかったですが、笑えるところも多かったし (特に大雪で帰宅困難になってスネルさんの家に避難しに行ったら、ドアを開けるたび「ドアを閉めろー!」と怒られるシーンは爆笑)
後半に出てくる子羊がすごく可愛い。
ああぁ~、やっぱりのどかでいいなぁ~♡
前作はこちら
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