海外ドラマ「クリミナル・マインド」で英語学習 season15 第1話~第5話
前シーズンでロッシにトラウマを植え付けた、女性の顔の皮を剥ぐ猟奇殺人鬼リンチを追います。
変装が得意なこの男を捕まえるのはなかなか容易ではなく…
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第1話「皮を剥ぐ男」
baby rocker
「ベビーバウンサー」
赤ちゃん用のロッキングチェアです。
Modern art is not my cup of tea.
「モダンアートは僕の好みじゃないな」
マッチングサイトで連絡を取った男性の家にやってきた青年。
待たされている間リビングのアートに目を向けます。
感想を聞かれてこう答えました。
one’s cup of teaで「気に入ったもの、好物」を表します。
Everyone’s getting caught with their pants down.
「不意を突かれたわ」
共犯で捕まっていた娘グレースを脱走させるために検事局に入り込んだリンチ。
ロッシたちは事前にプロファイルしており、人質救出チームや道路封鎖を要請していたのに、現場に到着すると何もされておらず愕然とします。
リンチが無線を傍受し、連絡を妨害していたためでした。
BAU内で後方支援に当たっていたタラのセリフです。
be caught with one’s pants downは「不意打ちを食らう、悪事を発見する」という慣用句です。
第2話「目覚め」
He’s winging it now.
「即興で思いつきながら逃げてる」
リンチの逃亡計画が破綻してきていることをBAUの皆は気づきます。
wing itで「即興で行なう」という意味になります。
The BAU is just a cornucopia of delicious masculine goodness, isn’t it?
「BAUってば、美味しそうなイケメンの宝庫じゃないの」
…………… ジュルッ( ̄¬ ̄*)
cornucopiaは「宝庫」です。
ギリシャ神話に由来します。
JJ’s out of the woods.
「JJの容体はもう安定したわ」
グレースに銃撃されたJJ。
一時期危なかったですが、持ち直しました。
out of the woodsで「困難・危機を脱して」になります。
She’s trying to get daddy’s approval by showing him she’s a chip off the old block.
「父親の真似をして見せて認めてもらおうとしているのね」
父のリンチと一緒に逃亡しながら殺人に躊躇することがなくなったグレースの行動を心理分析します。
chip off the old blockは「(性格・行動・外見など) 親にそっくりな子供、血は争えない」をいいます。
第3話「復讐のアルバム」
My wife cuts people too much slack.
「妻は寛容すぎるんです」
狙われて重体となった被害者母娘の祖父母に犯人の心当たりを聞くと、妻のほうが「思い当たらない」と答えます。
しかし夫は、人を疑わない妻に呆れて、元義理の息子が犯人ではないかと告げます。
cut someone slackで「(人)を大目に見る、勘弁する」です。
Law enforcement’s breathing down his neck.
「捜査の手は犯人に近づいている」
breath down a person’s neckは「人にピッタリとつく、しつこく監視する」ことをいいます。
第4話「忙しい土曜日」
We all need healthy outlets.
「誰だって息抜きは必要よ」
毎晩気分の悪い夢を見ているリードは、カウンセリングを受けます。
ずっと仕事のことが頭から離れないという彼にカウンセラーは、今日一日仕事を忘れるように言い渡しました。
outletには「(感情などの)はけ口」の意味があります。
Sounds to me like an incel.
「過激な非モテ男っぽいな」
ネット上のストーカーに悩んでいる女性の相談に乗ったガルシア。
彼女のパソコンを見せてもらうと、かなり危険な状態だと見てチームの数人に助けを求めます。
怒りと執着心に満ち満ちた大量のメッセージと写真を見てアルヴェスは犯人像をこう分析します。
incelはinvoluntary celibateの略で、「俺がモテないのはどう考えても女どもが悪い」という「苛烈な思考を持っている非モテ男性」のことをいいます。
非モテでも大人しいタイプのような人ではなく、銃乱射事件を起こすような過激派になりやすい人物に当てはめます。
This means that he’s not piggybacking off an already existing device.
「既存のデバイスからハッキングで侵入したんじゃないってことよ」
ストーカー被害女性の部屋にやってきたガルシアとアルヴェスは、あちらこちらに盗聴器や盗撮用カメラを見つけていきます。
このアナログなやり方は、犯人はすでに彼女の部屋に入り込んでおり、身近に存在している分リモートでのハッキングより厄介だとガルシアは感じます。
piggybackは「おんぶ」ですが「便乗」の意味もあり、IT関連だと「アクセス許可制限で入れない入口を正規の入場者の後にピッタリくっついて入り込むハッキング行為」をいいます。
私の好きなゲーム「EVE burst error」で一番の見せ場となっているハッキングシーンは、この方法を取って重要な情報を手に入れています。
「EVE rebirth terror」24年を経てやっと巡り合えた満足いく続編
この単語には後ろにoffがつくのが慣例となっており、このセリフでもしっかり付いていますね。
There’s a super sad dowry, if that sweetens the pot.
「なんなら、なけなしの持参金もつけてあげるわ」
仕事禁止令が出てしまったリードは、博物館前の公園で少年とその伯母という女性と知り合います。
少年を迎えに来た母親は、伯母である自分の妹とリードがいい雰囲気なのを見て恋人同士になることを期待。
こんな冗談を言い放ちます。
dowryは「持参金」。
そしてsweetens the potは「(主に財政的に)より魅力的にする・色を付ける」になります。
第5話「狙われた兄弟」
So, Alvez, I heard you got smoked.
「アルヴェス、ボロ負けしたんだってね」
シモンズと1 on 1でバスケ対決したアルヴェスでしたが、コテンパンにやられます。
翌朝、何気にルイスに言われてしまいました。
smokeには「大勝する」の意味がありますが、get smokedだと「大勝される」→「大敗する」と真逆になります。
元は銃撃・銃殺の際に硝煙まみれになることから来ています。
He’s got a newborn baby and four kids to corral.
「新生児にプラス4人の子供たちを養育しているのよ」
シモンズに負けたアルヴェスは、向こうは育児休暇中で睡眠とかタップリとれてるから…、と言い訳しますが、子持ちのJJは異議を唱えます。
corralは「囲い」のことで、動詞にすると「(家畜を) 囲い・檻に入れる」になります。
子供が家畜同様ってJJ辛辣w
子育ての大変さを表わしていますね。
I can’t think of a single person who had a beef with Marko.
「マルコを嫌っていたヤツなんか、一人として思いつかねぇ」
公園でいきなり狙撃され命を落とした男性のお兄さんが聴取に応じています。
have a beef withは「~に不満がある」というイディオムです。
今回はここまでです。
お疲れ様でした。
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