海外ドラマ「ビッグバン・セオリー」で英語学習 season2 第13話~第18話
第12話で登場したレナードたちのライバル、クリプキがまた出てきます。
もしや準レギュラー?
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第13話「オタク式友達作りの法則」
I put it to you.
「言わせてくれ」
学食のプリンを一口食べたラージ。
至福の表情でこう言ってから、「どんなにひどいプリンでもこれ以上素晴らしいものはない」とイミフな表現をします。
まあ、すごくおいしい、ということなんでしょうね (;´∀`)
put it toは「人に説明する」です。
意地悪する、という意味もあります。
For shizzle.
「モチロンだぜ」
上に続いてラージの言葉がおかしなことになっています。
インド人が覚えたての英語を使っている、というカルチャーギャップのギャグのようですね。
shizzleはアメリカの黒人が使うスラングで、sureのことです。
ちなみに for の部分は、ネイティブは fo と短くします。
ごちゃまぜになっているところが、ラージの「非ネイティブがカッコつけました」感を出していますね。
Kripke lacks the basic social skills that we take for granted.
「僕らが当たり前に持っている基本的な社会性が、クリプキにはないんだよ」
シェルドンに言われたくないwww
take for grantedは「(ありがたみを忘れて)当たり前のことと考える」です。
しばしば take A for granted「Aを当然と思う」の形で、試験にも出てきます。
If it had been a friend, I’m available to fill the void.
「友達だったんなら、僕がその人の穴埋めになれたのに」
書店のレジに並んでいる人の本のタイトルを見て、身近な人が亡くなりそうなのか、とその人に訊くシェルドン。
家族、と答えた彼女に、こんなセリフを言ってしまいます。
fill a voidで「(欠員・隙間など)を埋める」というイディオムです。
セリフでは a friend にかかっているので、a ではなく the が使われています。
mothball
「防虫剤」
He’s stuck in an infinite loop.
「無限ループに嵌った」
何とかクリプキと友達になりたいシェルドンは、フローチャートを作ってその通りの会話を電話で進めていきます。
だけど趣味がことごとく合わず、次のミッション「一緒に趣味を楽しむ」に進むことができません。
何度も何度も “Tell me another your interest?” (別の趣味は何?) と喚くシェルドンを見てレナードたちは状況を察しました。
be stuck inで「~に嵌って動けなくなる」です。
そしてinfinite loop「無限ループ」は本来コンピューター・プログラム中の処理で起こる現象のことなのですが、何度も振り出しに戻る、という意味合いで通俗的にも使うことができます。
He passed out.
「こいつ気絶したんだよ」
pass outは「気絶する、意識を失う」です。
第14話「オタク式お金の貸し借りの法則」
What about the multiplex here?
「ここのシネコンはどう?」
真剣な顔でどこの映画館に行くか検討している4人です。
multiplexは3スクリーン以上の「複合型映画館」を差します。
シネコンは4スクリーン以上なのですが、そこは日米の違いということで(;´∀`)
It was back ordered.
「入荷待ち商品だったの」
シェルドンからお金を借りたばかりなのにショッピングの小包が届いてペニーは決まり悪い表情になります。
注文したのは2か月前だから、と言い訳もつけました。
back orderは、商品が在庫切れだったための「取り寄せ注文、入荷待ち」をいいます。
第15話「母と息子の友達の法則」
You understand my trepidation.
「僕の不安は理解しているはずだろう」
こちらに来る、という母からの電話に、なんとか断ろうとするレナード。
かなりクセのある女性のため、息子であるレナードも苦手意識を持っています。
会うときは、それなりの心構えをしておかないと、と緊張しているんですね。
trepidationは「起こりうることに対しての恐怖・不安」のことです。
They said I was too perky.
「テンション高すぎだって言われたぁ~」
母親との会話に疲れて、一杯飲みたくなったレナードはペニーの部屋に行きます。
するとペニーはすでに酔っていました。
レナード母との会話でトラウマを思い出してから飲みまくり、しかも今朝のオーディションも落ちてしまって泣き上戸になっています。
落ちた理由がこのセリフです。
perkyは「元気のいい、活発な」です。
She said shush. I should have shushed.
「黙れって言われたときに黙れば良かった」
せっかくペニーと一線を越えそうだったのに、ベラベラと余計なこと喋って雰囲気ぶち壊して追い返されてしまったレナードです。ドンマイ…
shushは「シッ!静かに!」という間投詞ですが、「シッ!と黙らせる」という動詞にもなります。
第16話「クッションとペイントボールの法則」
What about the creek bed?
「小川のほうに行くのはどう?」
他の学部と対決するサバゲーに興じている4人。
滑り込んだ小屋の中で今後の作戦について意見を出し合います。
creek bedは「小川の川床」のことです。
We’re doomed.
「僕らは全滅だ」
doomは「(悪い方向に)運命づける」です。
サバゲーで大げさな、と思いますが、オタクなことに一生懸命取り組むのが彼らなんですよね(;´∀`)
第17話「ターミネーター キャメロンVSオタクの法則」
Seven times as long as flying, and costs almost twice as much.
「所要時間は飛行機の7倍かかって、旅費は2倍かかってる」
サンフランシスコまで基調講演を聞きに行く4人。
飛行機を使えば早いし安いのですが、シェルドンが押し切って列車で行くことになります。
比較表現が分かりやすいセリフです。
My money’s on tuck and roll.
「飛び降りるだろ」
同じ列車に、ドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」で女ターミネーターを演じている女優サマー・グロー (本人役) が乗り合わせます。
ハワードは早速ナンパする気マンマン。
11時間もあるので、彼女が途中で列車から飛び降りない限りは絶対上手くいく、と言うので、レナードは辛辣にこう返しました。
彼女が演じた役・ターミネーターは列車から飛び降りても無事であることに引っ掛けているセリフです。
be onは「参加する」という意味があります。
文脈からすると「賭ける」に近い意味で使っているようです。
そしてtuck and rollは、走って飛び降りる際、着地時の衝撃を和らげるための「受け身」の体勢のことをいいます。
You forgot your flash drive.
「USBメモリを忘れてきたな」
flash driveですが、元々日本語でもUSBフラッシュドライブが正式名称です。
だけど「USBメモリ」のほうが浸透していますね。
第18話「オタク式ビジネスの法則」
Internal Revenue Service
「国税庁」
If I’m not allowed to be snide, you’re not allowed to be condescending.
「私がイヤミを言うのを禁じるんなら、あなたも恩着せがましいこと言うのは止めて」
ビジネスへの手助けをする代わりに、シェルドンの発言に皮肉で返さないこと、をペニーは約束させられます。
だけどシェルドンは変わらずペニーに知識をひけらかして見下すので、さすがにペニーも同等の条件を出しました。
却下されますが (;^ω^)
snideは「イヤミを言う、人の名誉を傷つけるような」です。
condescendingは「恩着せがましい、(優越感を出しながら) わざと親切にする」。
どちらもイヤな人を表す単語ですね。
Let’s think out of the box for a moment.
「ここは一つ、柔軟な発想で行こうじゃないか」
out of the boxは米俗語で「自由な発想で、独創的に」になります。
Why does it say “one-day rush” ?
「どうして “即日発送” にしたの?」
ペニーが作る髪飾りをネットで売るためのホームページを、レナードが作成しました。
なんだか微妙なデザインな上、ストックもないのに即日発送にさせられています。
レナードが「Amazonがそうしてるから」と答えるとおり、one-day rushは one-day delivery とも言って、Amazon Japan における「お急ぎ便」に当たります。
今回はここまでです。
お疲れ様でした。
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