「小畑健展~NEVER COMPLETE」に行ってきました

2019/11/21
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

「ヒカルの碁」「DEATH NOTE」「バクマン。」などの作画で有名な漫画家・小畑健先生の画業30周年記念の展覧会が、地元・新潟にも巡回に来たので行ってきました。

 

圧倒的な画力でファンも多い小畑先生。

土曜日の昼間ということもあって、来場者が多かったです。

 

生原稿が圧倒的

 

この展覧会は三部構成に別れていて、第一部のテーマは「Manga」です。

 

過去の名作群の生原稿が「これでもか!」とばかりに大量に展示され、これだけで1時間くらいかけて、じっくりと鑑賞させてもらいました。

他の来場者さんたちが流れを止めていたせいもあるのですが…

 

混雑していた都合で、先に「DEATH NOTE」の生原稿から見始めたのですが、あれだけ緻密な書き込みでありながら、修正されたあとがほとんど見当たらず驚きました。

 

絵や漫画の創作に関してド素人の私が言うのもなんですが、線に迷いがない、と感じます。

ペン入れの段階で、ココ!という計算がすでに出来上がっているから修正が少なく流麗で強弱がついた綺麗な描線が描けるのかな、と考察してみました。

 

その後で「ヒカルの碁」の生原稿を見ると、やはり人物の部分ではあまり修正がかかっていなかったのですが、碁盤のところにちょうど碁石の形をしたホワイト修正がしてある原稿がいくつかあって、囲碁の定石を間違えたのだと分かります。

 

原稿のスミのほうに鉛筆書きで“ここ白石ふたつ置く”とか書かれていたものもありました。

原作者のほったゆみ先生が新装版に描いていたミニ漫画「ネームの日々」によると、囲碁に関してまったく分からなかったらしいですね小畑先生(;^ω^)

それでも後半にいくにつれて、画力がどんどん上がっていき、名作たらしめた実力は本当にすごいです。

 

最近「バクマン。」のアニメを見返していて、ふと(あれ?この頃の漫画って、まだデジタルは主流にはなっていなかったっけ?)と思ったのですが、生原稿を見ると、あの背景もこの効果も全部アナログで、時代はまだデジタルではなかったのだと気づき、手書きでこんな緻密で美麗な絵を描いていることに改めて驚嘆しました。

 

デジタルでつけたものだろう、と思っていた背景や影はスクリーントーンで、しかも綺麗に削って効果をつけていて、手間のかかる作業に目を見張ります。

(アシスタントさんがやったのかもしれませんが)

 

美麗なカラー原稿

 

第二部は「Illustration」をテーマに、厳選されたカラーイラストが展示されています。

言うまでもなく、ものすごく美しいです。

 

よく見ると細かいところまでこだわっていることが良く分かり、目立たない部分に人の姿があったり、死神が密集していたりして、とても手が込んでいます。

画集などより大きなサイズなので、そういったところが見つけやすいんですね。

「DEATH NOTE」の主人公・月の制服の袖口がボロボロになっているところとか、パネルになっていなかったら絶対わかりませんでした。

 

いろんな画風の絵が描けるので、明るくポップなものから、絵画と呼びたくなる美術的なものまで、多様性があって楽しめます。

 

まだ進化する

 

第三部は「Never Complete」と銘打って、一番最近の作品「プラチナエンド」の鉛筆書きの設定資料や下書き、それが徐々に線画になっていって、最後には原稿になる、という流れのものを壁に無造作な感じで貼り付けてありました。

 

線に迷いがない、と思いましたが、鉛筆書きの段階ではいくつも線を引いていて、結構迷いながら描いている様子が伺えます。

そして美しい完成原稿までの過程を見せるイメージは、この先も描き続けていく意思を表しており、画力がまた進化していくことへの表明のように受け取りました。

 

「プラチナエンド」ではついにデジタルも導入しており、表現の幅がさらに広がっています。

カラー原稿も、同じ絵でデジタル処理前のアナログ着色の段階のものと、デジタル処理後のものを並べて展示していました。

 

そしてこの第三部では、別の部屋に移動するとコピックが置かれた机と椅子が置かれていて、仕事中の雰囲気を模した感じになっていました。

そこには小畑先生直筆の挨拶が書かれたスケッチが立てかけられています。

東京会場では日替わりで描かれたそうですが、まあさすがに地方では無理ですよね(^^;)

 

ここには他に小畑先生のインタビュー動画が流れていたり、「DEATH NOTE」の新作の原稿が展示されていました。

残念ながら途中までなので、続き早く読みたいです(・∀・)

 

まとめ

 

場所的には小さいですが、内容の濃い充実した展覧会でした。

生原稿を見ていくうちに続きを読みたくなったり、懐かしい気持ちになったり、気持ち的に大満足です。

 

グッズコーナーでは迷いに迷って、「ヒカルの碁 名言メモ」と「DEATH NOTE 計画通りTO DO メモ」、そして和紙を使ったヒカ碁のクリアファイルを購入しました。

もったいなくて使えないかも~、と思いながらニヤニヤしてます。

 

新潟会場は11月10日までです。

来年1月は大阪に巡回するそうですよ。

来場者数次第では他の都市にも行くかもしれませんね。

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