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【洋書】童話なビジネス書「チーズはどこへ消えた?」【ネタバレあり】

 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

持っている洋書は、比較的簡単なものから手を付けて、最終的には全部読み切ってブログに書いていこうと目論んでいる管理人ポムりんごです。

…そうしないと積んでいるだけで、なかなかちゃんと読もうとしないので…

今回はビジネス書でありながら童話仕立てになっていて短く読みやすい「チーズはどこへ消えた?」です。

日本でも大ベストセラーになり、ブームのときに一度翻訳版を読んでいます。

で「これなら英語も簡単そうだし、短いからサクッと読めるんじゃね?」と思ってすぐに原語版も購入したのですが…

すでに飽きていてずっと放置していました (; ̄▽ ̄)ダメすぎ人間

約20年ぶりにして初めて原語版をちゃんと読むことに。

経年劣化や日焼け、本棚でずっと肥やしだったこともあり、紙の状態がひっどいことになってました。

※洋書は日本より紙の質が良くないんです

あわわわわ… 触りたくない~ (涙 

で、でも頑張ります (ノД`)・゜・。

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あらすじ

同窓会で久しぶりに集まったかつての同級生たち。

学生時代に思い描いていた人生とは違うものになっていることを語り合う。

口々に「変化は嫌いだ」と言う彼らに、マイケルはある寓話を話し始めた。

 

その昔、遠い国に2匹のネズミ「スナッフ」と「スカリー」、2人の小人「ヘム」と「ホー」がいた。

彼らは毎日迷路を回ってチーズを探し回っている。

そしてついに「チーズステーションC」という場所で、大量のチーズを見つけた。

毎日そこでチーズが食べられて彼らは幸せだった。

ネズミたちは毎朝早くにチーズステーションCにやってきて、脱いだ靴を紐で繋げて首にかけている。

チーズを食べる前には何か変わったことはないか常に確認していた。

しかし小人たちは日に日に来るのが遅くなり、脱いだ靴はその辺に転がしてのんびりとチーズを食べてダラダラ過ごすようになってきた。

ある日、チーズステーションCからチーズが消えていた

ネズミたちは毎日確認していたので、いずれチーズがなくなることを予期していた。

彼らは首にかけていたシューズを履いて、さっそく新しいチーズを探しに迷路に飛び出していく。

後からやってきた小人たちは予測していなかった事態にショックを受け、パニックに陥った。

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感想

この寓話のキャラクターたちの名前はみんな動詞の意味を持っています。

 

スニッフ (sniff) = 嗅ぎ分ける

スカリー (scurry) = チョコチョコ走る

ヘム (hem) = 取り囲む

ホー (haw) = 躊躇する

 

これらの意味に沿ったキャラクターづけをされていて、チーズが消えた後の行動に彼らの違いが出ています。

そして後半はまた同窓生たちの場面になり、このストーリーについてのディスカッションでは「私は変化が怖いヘム・タイプ」とか「会社に全タイプがいるけどヘム・タイプは解雇しようと思ってる」 (ひどい…) といったように区分けしていました。

チーズが消えても「絶対にまたチーズはステーションCに戻るもん」と言い張ってテコでも動かなかったヘムの印象は強いです。

人間なかなか変化を受け入れ、新しいチーズを求めて行動するのは難しいって、確かに理解できます。

特に、そのチーズに不満はなく、別に新しいチーズとかいらない、とか思っていたらなおのこと。

でも変化ってたしかに思いがけずやってくるとき、あります。

詳しくは言えないけど、人生で急展開が起こって家を捨てざるを得ない事態に巻き込まれたことがあるんです。

このときの私はスニッフのように危険なものを感じとり、スカリーのように素早く行動しました。

未だにこのときの影響で金銭的に苦しいときもありますが、もしこのとき家を捨てていなかったら、今よりもっと辛い状況に陥っていたかもしれません

読みながらあの当時の気持ちを思い出していました。

この寓話の主人公は、怖がりながらもひとりで迷路を旅するホーです。

彼は変化が怖いけれど、自分が変わらなければチーズを手に入れられないことを学び、道中で学んだ真理を格言として壁のあちこちに書いていきます。

変化を怖がるな。

ゴールに辿り着く過程も楽しめ。

その先に幸せ・成功がある。

力強いメッセージが込められています。

ただ… 私自身はわりと変化を好み、そのくせ頭も使わず確認も準備も足らないまま猪突猛進で爆走するタイプなんです。

スカリーに近いのかもしれないのですが、スニッフがついていないので、毎回大失敗ばかりしています。

私の場合すばやく行動することは「慌てる乞食は貰いが少ない」になっている気がするので… スニッフかホーを見習いたいと思いました (;´Д`)

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英語学習としての感想

献辞や著者紹介なんかを含めても96ページしかない薄さです。

しかも文字も大きく、ホーが壁に書く格言はそれぞれ1ページに大きく表示されているので、文字数も少ない。

圧倒的に読みやすい、と思ったのですが、意外と一文の長さがあるので構造的には結構厳しかった!

ひとつの文章内でカンマが4つも5つもあるようなのは、正直混乱しました。

こういった複雑な文がそこそこあります。

単語はそんなに難しいものはありませんでしたが、意外にも「喚く」「叫ぶ」系の単語のバリエーションが豊かです。

でも単語よりやはり文法が鬼… 意味が取れなくはないけどややこしいので、間違った解釈をしているところ結構ありそうです (ノД`)・゜・。

また文法の勉強せねばぁ~、と感じました。

 

こちらもよろしくお願いします

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