映画「ヒドゥン」あらすじと感想【ネタバレあり】美女や高級車が好きなナメクジ
カイル・マクラクランが大ヒットドラマ「ツイン・ピークス」に出演するきっかけになったSFアクション映画です。
マイケル・ヌーリーやクローディア・クリスチャンなど、今でも細く長く活躍している人たちが出ています。
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あらすじ
ほんの数日前まで何の問題もない市民だったデヴリーズという男が、いきなり凶悪な犯罪者に変貌した。
銀行に現れ、顔を隠すでもなく堂々と周囲の人間たちを撃ち殺して金を奪っていく。
盗んだフェラーリで逃走する彼を何台ものパトカーが追うが、デヴリーズは他の車や通行人も構わず轢いていく。
現場に当たったロス市警のベック刑事は同僚らとバリケードを敷き、なんとかデヴリーズを止めた。
まだ抵抗しようとしたところで大破した車が炎上。
大やけどを負ったデヴリーズは搬送され、今夜にも死ぬだろう、ということだった。
署に戻って報告書を書くベックのところに、FBIのロイドが訪ねてくる。
デヴリーズを追っているという彼に現況を伝えると、ロイドは病院に駆けだした。
そして病院では、デヴリーズが目を覚まし、隣のベッドで死にかけているミラーという男性の口をこじ開けた。
その顔に覆いかぶさると、デヴリーズの口から出てきたナメクジそっくりの巨大生物がミラーの口に入り込む。
途端にデヴリーズは死亡し、ミラーが目を開ける。
驚く医師たちを尻目にミラーは立ち上がって病院を出ていった。
一足遅かったロイドは、すぐさまベックにミラーを探すよう要請。
ふたりはコンビを組んでミラーを追う。
ミラーもまたデヴリーズ同様、凶悪な犯罪を次々と行なっていった。
感想
地球外生命体の凶悪ナメクジが次々と人間に寄生するパニックホラーなんだけど、ロックテイストで怖くはありません。
本体ナメクジのくせにフェラーリがお好みだったり、美女のカラダに興味津々だったりして、何気に美意識があるところがちょっと笑えました。
ロイドも人間ではないんだろうな、というのはわりと初期の段階で分かります。
ナメクジに家族を殺されて成敗するためにはるばる地球にやってきたエイリアン。
彼の本体もナメクジかと思いましたが、なぜかキラキラした粒子です。
固形じゃない生命体とは…
そりゃ何かに寄生しないと動けないわよね。
どうやって結婚して子供まで生まれたのか謎だけど。
エイリアンゆえの浮世離れと、ベテラン刑事のベックの固さがいい塩梅に中和され、見ごたえのあるバディアクションにつながります。
上司や同僚までナメクジに寄生されて凶悪化し、ベックは多分やりきれない気持ちを抱えていたと思いますが一緒に戦うロイドが支えになったことでしょう。
暴れるナメクジ (に寄生された人) を倒すためにふたりで銃撃するシーンは息がピッタリ合っています。
ちなみに署内の地下にある留置所には、まだ無名時代のダニー・トレホが収監されていて、ナメクジ上司に瞬殺されてしまいました チーン ( ̄人 ̄) ナムナム
CGを使わず、高級車を惜しみなくボコボコにするなど80年代らしいアクション映画でスピード感があります。
ベックが撃たれたことでラストも気になったし、すごく面白かったです。
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