映画「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」あらすじと感想【ネタバレあり】
ガイ・リッチー監督の長編映画デビュー作です。
この映画を観たブラピが次回作の出演を熱望して「スナッチ」に出たのは有名ですね。
そしてジェイソン・ステイサムの俳優デビュー作でもあります。
あらすじ
盗品売買などを生業にしているエディ、ベーコン、トムの三人と、ひとりだけ堅気のシェフをしているソープの悪友4人組。
お金を出し合い、その合計金10万ポンドで賭けに出る。
ギャンブルが得意なエディが闇カジノに入り、他の三人はパブで待機。
一攫千金を期待したが、カジノの元締めハリーは、隠しカメラと強引な賭け金の釣り上げ交渉で、逆にエディに50万ポンドの借金を負わせた。
返済期限は1週間。
遅れるたびに4人全員の指を詰め、最終的にはエディの父が経営するバーをもらう、と言われて頭を抱える。
良い金策が思い浮かばないまま2日ほど過ぎたとき、エディの部屋のクローゼットから、隣室の会話が聞こえてきた。
彼らは、大麻栽培をしている坊っちゃんたちのところからマリファナと大金を強奪しようと計画していた。
それを聞いたエディは、その強奪しようとしている連中から、さらに強奪しようと思いつく。
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感想
本当にうまい脚本です。
いろんなグループ (ほとんどみんなグループ単位で固まっています) がいろんな思惑で動くんですが、それがきれいに繋がっていって、伏線がシュルシュルと回収されていきます。
テイストとしてはタランティーノ監督と似ていて、観ているだけでこっちまで痛くなりそうなバイオレンス描写が怖いんですが、それを我慢してでもストーリーの着地点を知りたくなる引きの強さがあります。
スピーディーで、しかも予想外の展開になるので、正直あらすじとか読むより実際に観てみてほしい、と思える作品です。
なにしろ出てくる人たちも多くて、それでいて上手く絡み合っていくから説明がもどかしくなるんですね。
ただ難点を挙げると、人の見わけがつきづらい。
エディたちだけでも、ボウズ2人に黒髪2人。
しかも体型もボウズたち大柄、黒髪たちも似ている体型、と個性がないため本当に顔を覚えて見分けるしかできなくて…
他の人たちもそうです。
まず金髪がいないって、イギリスの作品なのに珍しいというか…
赤毛はひとり、かな?
茶髪もいない。
ホントにみんな黒髪かボウズなんですよ。
男ばっかりの映画でみんな似たような見た目にしないでほしい (;´・ω・)
映像はスタイリッシュでカッコイイです。
セピア色にしているので、タバコの紫煙やウイスキーグラス、コートの色合いなんかがハードボイルドっぽくなってます。
他ジェイソン・ステイサム出演作品
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