「新・英語をもう一度最初から」でやり直し英文法 part7
東進ブックス「新・英語をもう一度最初から」を使った文法学習の続きです。
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時制の一致
時制は、現在・過去・未来・現在完了・過去完了・未来完了などの動詞の形のことをいいます。
複文における主節と従属節の釣り合いが上手くとれるよう、両方の節の動詞や助動詞を揃えることが「時制の一致」です。
基準はひとつ。例外はいくつかあります。
【基準】
主節が過去形(または過去完了形)の場合、従属節は過去形・過去完了形のどちらかになるのが原則です。
【例外】
①不変の真理や交通機関の予定時刻など、現在も続いている習慣が従属節内に述べられている場合、主節が過去形でも従属節は現在形にします。
②主節がsaid, toldでも、従属節の助動詞 must / ought to / had better はそのまま使います。
③主節が過去形でも、その話題に合わせて従属節を現在 (進行) 形にすることがあります。
例: I made some cookies which you are eating now.
「あなたがいま食べているクッキーは私が作ったものだよ」
話法
人が話したことを記録する方法のことです。
種類はふたつ。
1.直接話法
“……”の形で、人のセリフを直接そのまま記述する方法。
2.間接話法
人が話した内容を、文後半の従属節に組み込んだり不定詞を使うなど、間接的に伝える方法。
直接話法から間接話法に書き換える際は、時制の一致や主語の書き換えに気をつけてください。
↓こちらの記事を参考にどうぞ。
分詞構文
分詞は、動詞の原形から「分かれて」できた「詞(ことば)」で、二種類しかありません。
1.現在分詞 → 動詞の原形に-ingをつけたもの
2.過去分詞 → 動詞の原形に-edをつけたもの、もしくは不規則な形のもの。
分詞については、↓この記事でも書いています。
オススメ参考書「新・英語をもう一度最初から」で英文法やり直し
この、現在分詞または過去分詞を文頭に置いて書き始める文が分詞構文です。
分詞構文はカンマで区切られ、その前半の句は副詞句になります。
そして表現できるのは以下のとおり。
①「~しながら」 同時に進む動作
②「~なので」 理由
③「もし~すれば」 仮定や条件
④「~した時」「~している間に」 時
⑤「~だけれども」 譲歩したくない気持ちや対立
⑥「~して、そして…した」 行動などの移り変わり
副詞句の中に隠されている主語と、文の後半(主節)の主語は、同一物・同一人物になります。
※主語が異なる特殊なものもありますが、今はあまり使われていない古いものです。「独立分詞構文」といいます。
○「Not+分詞」の形で始まる分詞構文は否定の意味を表します。
○過去分詞で始まる分詞構文の句は、頭のBeingが省略されており、受身を表します。
○「Having+過去分詞」で始まる句は、文の後半(主節)の動詞が示している時点よりも古い事柄を表します。これは完了形の分詞構文といわれています。
熟語としてよく使われる「分詞を含んだ句」
Personally speaking 「個人的に言うと」
Generally speaking 「一般的に言うと」
Strictly speaking 「厳密に言うと」
Weather permitting 「天気がよければ」
Judging from~ 「~から判断すると」
Speaking of~ 「~の場合」「~について言えば」
All things considered 「すべてを考慮すると」
Considering~ / Taking ~ into consideration 「~を考慮すると」
今回はここまでです。
お疲れ様でした。
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