「新・英語をもう一度最初から」でやり直し英文法 part9【ラスト】 関係詞・その他
東進ブックス「新・英語をもう一度最初から」を使った文法学習もついにラストスパートにきました。
よろしくお願いいたします。
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特殊な関係代名詞
関係代名詞の直前の名詞のことを先行詞といいますが、関係代名詞には、それ自体の中に先行詞の意味を含む特殊なものがあります。
以下のwhatがそうで、「もの/こと/状態」と直訳できます。
I understood what he said.
「彼が言ったこと」と訳せます。
whatで始まる節が動詞understoodの目的語になっていますね。
目的語になれるのは名詞類だけなので、色付きの部分は名詞節になります。
What is good to you is bad to me.
この文も「君にとって良いこと」と訳せます。
badの前に動詞isがあることから、Whatで始まる節全体が主語になっています。
主語になれるのも名詞類だけなので、これも名詞節です。
関係詞の再検討
目的格(whom / which / that)の関係代名詞を使った文の先行詞は、その関係代名詞で始まる節内にある動詞の目的語に相当します。
↓このテの穴埋め問題で間違えやすいポイントです。
①This is the park ( ) she likes.
②This is the park ( ) she met him.
並べると分かりやすいですね。
①は、先行詞the parkが節内の動詞likesの目的語になっていて、She likes the park. という文に出来ます。
なので元の文は目的格の関係代名詞を使った文だと分かります。
よって空所に入るのは、目的格の関係代名詞whichまたはthatが正解です。
②は、先行詞the parkが節内の動詞metの目的語になってません。
この文を書き換えるとShe met him in the park. となり、in the parkは副詞句です。
よってthe parkは「場所を表す副詞句の中の単語」で、空所には場所を表す関係副詞whereが入ります。
○目的格の関係代名詞は省略されることがあります。
だけど1つの先行詞に対して2つ以上の関係代名詞がつく場合、2番目以降の関係代名詞は省略することができません。
○目的格の関係代名詞の文では、先行詞が関係代名詞で始まる節内の動詞に連なっている前置詞の目的語に相当することがあります。
節の末尾についている場合が多いですが、関係代名詞の直前(先行詞のすぐ後ろ)にもつけられます。
ただし関係代名詞がthatのときは直前に前置詞をつけられないので、そのときは節の末尾につけます。
○穴埋め問題などで、単語自体に先行詞の意味を含むwhoever / whomever のどちらかを選ぶ場合、それも含む節の中で判断します。
whoeverは主格、つまり主語になれる単語なので、直後に動詞が来る、と狙いをつけられます。
whomeverは目的格だから、その後ろには主語+動詞が続くわけです。
「~するとすぐに…する」の表現
時を表す副詞節の中で「~するとすぐ」という表現のまとめです。
現在ではあまり使われていない古いものは端折りました。
なんか数学の公式みたいです( ̄▽ ̄)
【文語体】
○主語+had scarcely / hardly +過去分詞+before / when +主語+過去形
例: I had scarcely gone to bed before the phone rang.
「私が床につくとすぐに電話が鳴った」(無視じゃ、無視)
○主語+had no sooner +過去分詞+than +主語+過去形
【口語体】
○Immediately / Soon after +主語+動詞, ……
例: Immediately after I went to bed, the phone rang.
○As soon as主語+動詞, ……
○The moment / instant / minute 主語+動詞, ……
無生物主語の文
無生物主語は、人間や動植物以外の物の名詞あるいは出来事・行動・状態などを表す名詞や名詞句が主語になったものです。
他動詞(必ず目的語を伴う動詞)と共に使われた場合、副詞節・副詞句を使って書き換えることができます。
これで「やり直し英文法」は終わります。
比較の表現についてはまた別に一覧として記事に上げます。
お付き合いいただきありがとうございました。
わずかでもお役に立てましたら幸いです。
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