「昼顔」あらすじと感想【ネタバレあり】

 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞したルイス・ブニュエル監督作品です。

主演のカトリーヌ・ドヌーヴ自身が「シェルブールの雨傘」と共に代表作に挙げています。

共演のミシェル・ピコリは、実に40年経ってからの続編「夜顔」(2007年公開)でも同役を演じています。

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あらすじ

裕福な医師ピエールと結婚しているセヴリーヌ

互いに愛し合っていて、何不自由のない生活で幸せだが不感症に悩んでいた。

そのせいで頻繁におかしな夢を見る。

ある日、夫の友人アンリとその彼女と一緒に食事に行く。

セヴリーヌは粗野で下品なアンリが大嫌いだが、夫のつきあい上しかたがなかった。

案の定ふたりきりになると口説いてきてセヴリーヌはウンザリした。

後日アンリの彼女と買い物に行き、共通の知り合いで上流階級のマダムであるアンリエットが娼館で働いているという噂話を聞く。

セヴリーヌは信じられない、と言いつつ興味津々だった。

その後テニスコートでアンリエットと鉢合わせするが、娼館のことを聞くに聞けない。

すると傍にいたアンリが、「何食わぬ顔で二重生活を送っているね」とアンリエットを見ながらセヴリーヌに耳打ちした。

アンリは若い頃から娼館に出入りしており、そこそこ詳しかった。

パリではアナイスの館が評判のいいところらしい。

その夜、夫にも娼館に行ったことがあるか聞いて、ますます興味を募らせた。

好奇心を抑えられなくなったセヴリーヌは、ついにアナイスの館に出向き働かせてもらうことにする。

勤務時間は午後2~5時。

“昼顔”という源氏名をつけられた。

初めての客についたとき、怖くなって逃げようとするがアナイスに叱責される。

勤務時間後、セヴリーヌは即シャワーを浴び、身につけていた下着類はすべて暖炉に燃やした。

自己嫌悪でベッドに入ると、また夫やアンリに罵倒されながら泥をぶつけられる変な夢を見る。

一週間連絡もせず無断欠勤をしていたが、その夢を見てもう一度アナイスの館に出向き、再び働かせてもらえた。

しかし相手にした客はシチュエーションに細かくこだわるタイプで、うまく出来なかったセヴリーヌはチェンジされてしまう。

隣室の覗き穴から見学するようにアナイスから言われて、どういうプレイを客が望んでいるのかを学ぶ。

そしてやってきた東洋人の客を相手にすると、身勝手な客だったがセヴリーヌは恍惚となり、しばらく動けない状態のまま笑って満足していた。

ずっと悩んでいた不感症が治った瞬間だった。

もうすぐ自然な夫婦生活ができるかもしれないと期待を寄せた。

ピエールにそう告げると、子どもを持てるかもしれない、と喜ぶ姿を見て一瞬戸惑う。

ときにイレギュラーなこともありつつ、売春業にも慣れてきた頃、嫌われ者の客イポリットが若い男を連れてやってきた。

その男マルセルはセヴリーヌに一目惚れし、昼も夜も逢いたいと、狂おしいまでにセヴリーヌを求めるようになる。

 

感想

後半から登場するマルセルは、殺人の前科もあるような、カタギの人は相手にしてはいけない危険なチンピラです。

常に相手を威嚇するようにステッキを持ち歩き、初対面からセヴリーヌの本名や住所を脅しで無理やり聞き出そうとします。

そしてセヴリーヌにすっかり骨抜きになり、完全に彼氏ヅラ

他の客の相手をしていたり、休暇を取ったりしただけで怒り狂いセヴリーヌを問い詰め、暴力をふるおうとしました。

ぶったら二度と会わない、と言われて留まりますが、イポリットを使って尾行させてセヴリーヌの家に押しかけます。

ピエールの写真を見て、旦那が邪魔だ、と決めつけて居座ろうとするのをセヴリーヌは必死に追い出しました。

しかし家の外でピエールの帰りを待ち構えて銃撃します。

他人を愛しすぎて病んでしまった人をヤンデレというそうですが、まさにコレ。

恐怖のヤンデレ男・チンピラコンボ

↑こんな煽り文句が思い浮かんでしまう最悪の危険人物。

なぜ付き合ってもいない異性に対して彼氏・彼女になった気になるのか。

ストーカー気質?

思い込みの激しい人って、やっぱり怖いんだなと思いました。

 

60年代くらいの昔の少女漫画のヒロインが、ミニ丈のワンピースを着てポッキリと折れそうなくらい細い脚にハイヒールを履いて歩く姿に「こんなん現実にいないよ」と笑っていたのですが…

初めてこの映画を観たとき、ドヌーヴがまさにモデルだったのだと気づいて「現実に存在したー!」とビックリしたものです。

顔立ちも相まって、落ち葉に覆われた石畳の道を歩く全体図のあまりの美しさに息を呑みました。

娼館の常連客がセヴリーヌの気品を気に入るシーンがありましたが、本当にドヌーヴは佇まいに品があるんですよね。

イヴ・サンローランの衣装もよく似合っています。

セヴリーヌが見る夢の中で、白い布を纏っている姿もすごく綺麗で見惚れました。

そんな美女に泥をぶつけて汚す演出側の変態的センス… 

…わからんでもない( ̄▽ ̄)

他カトリーヌ・ドヌーヴ出演作品

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