映画「黄金の七人」あらすじと感想【ネタバレあり】泥棒グループのメンタルは強め
「ルパン三世」の元ネタともいわれているイタリアのクライム・コメディです。
「穴」のフィリップ・ルロワがリーダーで、「ソドムとゴモラ」などに出演したロッサナ・ポデスタがヒロインを演じます。
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あらすじ
ジュネーブの銀行にある巨大金庫の中には7トン分もの金塊が収められている。
これを狙ったのが、教授と呼ばれる男性が率いる男たちと、教授の情婦ジョルジャである。
教授によって各国から集められた5人の男たちは、銀行の目の前の中央分離帯でガス工事と見せかけて道路に穴を開けていく。
それを教授はホテルから眺め、銀行内に仕掛けた隠しカメラの映像を元に5人を金庫内まで誘導していった。
ジョルジャも客のふりをして銀行内に入り、支店長から実際の金塊を見せてもらう。
作業は順調に進むが、騒音を出していることを咎められて中断させられそうになったり、アマチュア無線家に会話を傍受されて警察に通報されたり、何度もピンチが訪れる。
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感想
前半のシーンはほぼ金塊を盗むまでに充てられています。
工事と見せかけて仲間が潜入中、市の職員から「どこの依頼でやっている」と聞かれてしどろもどろになるのは、確か他の映画でも見ています。
それも原点はこの作品なんでしょうね。
男たちがこんな苦労をしながら、汗水たらして穴掘って爆弾仕掛けて金塊をお手製コンベアーに乗せてえっちらおっちら運んでいる間…
ジョルジャさんはほぼ裸の格好で寛いでいたり、教授や警察に色仕掛けを振りまきます。
ほんとに不二子ちゃんだ~ (∩´∀`)∩
お出かけするたび髪型に変化がある点も、そっくりです。
で、当然不二子なので裏切ります。
というか、教授が先に男たちを裏切ります。
教授のキャラはルパンに引き継がれなかったわけですね。
男たちとはローマで落ち合うことにしておいて、実は金塊はナポリに。
別行動を取って独り占めしようとします。
不二子ちゃん… じゃなかった。ジョルジャちゃんも教授を裏切って支店長と組んでいたのですが、教授のほうが一枚上手でした。
結局ふたたび手を組んだのですが、すでに男たちは追ってきています。
60年代イタリアの風景がたっぷり見られる、ユルいチェイス。
やっぱ古都はいいね~♡
みんなで金塊山分けしてめでたしめでたし、となるかと思いきや、とんでもないドジから金塊は広場でバラまかれてしまいます。
金塊に群がる人たちの醜さよwww
いや、拾っちゃうよね。わかります。私も絶対拾いに行きますわ。
彼らはそんな人たちを見ながら、警察の目の前で手を出すことが出来ず、苦労したのに儲けはゼロ!
虚しい…
しかし彼らはメゲませんでした。
もう次の銀行から盗み出す行動に出ています。
メンタルつよっ!
失敗にヘコたれないチャレンジ精神、見習うべきかも。
(いや、犯罪はアカンって)
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