映画「ボブという名の猫2 幸せのギフト」あらすじと感想【ネタバレあり】
前作から5年後の2022年に公開された続編です。
この映画ではまだボブは生きていて、前作の主演俳優ルーク・トレッダウェイと共に主役を張っています。
監督は「アメリカン・グラフィティ」や「アンタッチャブル」などに出演した俳優チャールズ・マーティン・スミスが担当しました。
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あらすじ
茶トラの元ノラ猫・ボブとの絆を書いた処女作「ボブという名のストリート・キャット」がベストセラーとなり、出版社のパーティーに出席したジェームズ。
ボブを肩に乗せているので皆が笑いかけてくれるが、場違いな感じがして居心地が悪い。
帰り道、許可されていない路上で演奏した、として三人の警察官に取り押さえられている男性を助けた。
その男性ベンにハンバーガーをご馳走し、ジェームズは自分がホームレスだったときのクリスマスを語る。
慈善団体が用意してくれた低所得者用住宅で暮らしていたジェームズとボブ。
変わらず路上の雑誌販売や演奏で細々と稼いでいるが、頻繁に電気を止められる始末である。
電気供給のカードを購入している雑貨屋のモーとは友人になった。
彼はクリスマスの時期に息子を亡くしている。
その日も路上でまず雑誌を売ろうとすると、何か気になる視線を寄越す同僚がいた。
そしてジェームズは動物福祉局に目を付けられる。
彼らが監視する中、散歩中の犬がボブに襲い掛かり、ボブはケガを負ってしまった。
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感想
前回のジェームズは、ドラッグから立ち直る自分との戦いでしたが、今回はボブと離れ離れにさせようとする外部との戦いになります。
そして貧困に打ちのめされる自分との戦いも再びです。
飼い主が自分ではない方がボブは幸せなんじゃないか、とジェームズは悩みます。
…これ、私も悩んだことあります。
それでも手放すことはしませんでしたけどね。
ジェームズもそうなんですが、やはりペットを飼うと責任感が生まれます。
自分に懐いている子だと特に。
まず「この子を幸せにしなきゃ」という気持ちになり、そして自分の至らなさに気づいて「もっとお金持ちの人に飼われたほうが良かったのかも」と思うこともありました。
だからジェームズの憔悴が分かります。
でも、縁があって自分のところに来てくれた子なんですよね。
ボブは本当にジェームズにとってそういう子で…
打ちひしがれたジェームズが福祉局に託そうと苦渋の決断をしたとき、この二人のコンビのファンたちが支えます。
ボブが広げてくれた人の輪がふたりを救いました。
クリスマスらしいハートウォーミングな作品です。
モーが話した三人の旅人の物語で、前のリュックにいいことだけを詰め、悪いことだけ詰めたリュックには穴を開けておく。
そうして悪いことは道に落としていっていけば軽くなって前に進める。
人生、その考え方でいけば、楽になれそうですね。
生前のボブのキュートな姿がたくさん映し出されています。
その映像を前のリュックに入れ、後ろのリュックの穴を三つくらい増やして先に進みたいところです
が、バランス悪くなって前のめりに転んで立ち上がれなくなりそうな…
こんなバカな妄想をしてしまうし、途中はわりとツラいのですが、ラストには気持ちが軽くなる作品です。
最後のボブからのギフト (癒し) を堪能してくださいね。
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前作はこちら
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