映画「TAXi④」あらすじと感想【ネタバレあり】雑になってきた感はある
前作から5年後の2007年に公開。
2018年にリブート作品「TAXi: ダイヤモンド・ミッション」が作られますが、キャストがほぼ一新されているため、これが実質的なシリーズ最終作になります。
ダニエルとエミリアンのコンビはこれで見納めです。
今回の冒頭では、サッカー選手のジブリル・シセが本人役で登場しています。
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あらすじ
同じサッカーチームに入っているお互いの息子たちの練習試合を見守るダニエルとエミリアン。
しかしエミリアンに呼び出しがかかり、ダニエルが子供たちの面倒を見ることに。
召集をかけられたエミリアンは、ジベール署長らと共にベルギーからの凶悪犯ヴァンデンボッシュの身柄を引き取りに行く。
その間にヴァンデンボッシュの手下セルジュが警察署に入り込み、署長室にあるパソコンで偽装工作をしようとする。
しかしエラーが出て作業が進まない。
そこへ、ダニエルに連れて来られていた息子たち・レオとマックスが最新のパソコンでゲームをするために署長室にやってきた。
彼らの手を借りてセルジュの偽装工作は成功。
レオたちに礼を渡したところで、ジベール署長が戻ってきた。
セルジュは咄嗟にパソコン講師に成りすます。
檻に入った凶悪犯を連れて署に戻ってきたエミリアンたちは、会議室内でどうするか思案する。
全身拘束具のヴァンデンボッシュがトイレを要求したためホースを繋げると、エミリアンの落ち度で拘束具内に水が溜まってしまい、危うく溺死させるところだった。
慌てて拘束具を脱がせて正気付かせると、データの顔と違う。
本人も人違いで拘束されたのだと必死に訴えてきた。
別人が連れてこられたのだと思ったエミリアンはヴァンデンボッシュの拘束を解いて解放してしまった。
だがやはり本物の凶悪犯だったため、エミリアンはクビを言い渡されてダニエルに挽回のための協力をお願いしてくる。
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感想
さすがに4作目となると少々雑になってきた感があります。
肝心のタクシーの活躍があまりないんです。
ヴァンデンボッシュが逃げ込んだモナコの豪邸での銃撃戦。
ダニエルも「車の中が一番」と言って、見せ場は警察側に譲っています。
そのためジベール署長のキレッぷりが長々としていて、うるさいだけで冗長になってしまいました。
ジベール署長、好きなんだけど今回のハイテンションぶりはちょっと…
ハッパ嗅がされたせいではあるんですけど、痛々しくて観ていて疲れました (;´∀`)
今回は凶悪犯ヴァンデンボッシュもアホな人物で、ちょっとまともな人というか、過熱したギャグをクールダウンできるキャラが少ないことも疲れる原因かもしれません。
緩急をもう少しつけてほしかった。
でも面白くないわけではないです。
ストーリーも筋は通っているし、伏線もある。
リリーが出てこないのは残念でしたが (この年にマリオン、アカデミー主演女優賞獲ってますからね…) 子供たちも可愛いし。
シリーズの締めくくりとしては悪くないと思いました (失速したとも言えるけど)
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