映画「うちの執事が言うことには」あらすじと感想【ネタバレあり】
「King & Prince」の永瀬廉さんが初主演したライト・ミステリーです。
同じくキンプリから神宮寺勇太さんも主要人物で登場。
タイトルの執事役には、現在病気療養中の清原翔さんが演じています。
新品価格 |
あらすじ
大富豪・烏丸家の子息・花穎 (かえい) は、5年ぶりに留学先のイギリスから帰国してきた。
父・真一郎と、大好きな執事・鳳に会った翌朝、ベッドから呼び鈴を鳴らすと、見たことのない若い男が入ってきた。
執事服で淡々とお茶を注ぐ男に、鳳はどうしたのか聞くと、今朝早く真一郎のヨーロッパ旅行に同行して行ったという。
そして真一郎からの辞令を差し出された。
そこには、花穎が第27代当主になったこと、そして目の前にいる男・衣更月 (きさらぎ) が花穎の専属執事になったことが記されていた。
いきなり当主になったことに狼狽し、鳳がいなくなったことにガッカリする花穎だったが、朝食をとって機嫌が直る。
花穎は料理人兼掃除担当の雪倉叶絵の料理が大好きなのだ。
しかし雪倉はギックリ腰により休養中であり、今日の料理は娘の美優が作ったのだという。
そして掃除のほうは息子の峻が手伝っているとのこと。
衣更月たちが玄関ホールの絵を替えているところに出くわした花穎は、自分で絵を選びたい、と申し出る。
初めて入る所蔵品庫に興奮しつつ花穎が選んだのは「アフター・ザ・レイン」という作品だった。
雪倉も無事に復帰した頃、当主になって最初の社交に、芽雛川家・次期当主の誕生日パーティーを選んだ。
しかし衣更月のセレクトしたネクタイが気に入らない。
若いセレブが集まるパーティー用なので峻にスタイリングしてもらい、気に入らなかったネクタイは衣更月にあげた。
知らない人間ばかりのパーティーで気後れしそうになったが、父の言葉を思い出して、花穎は烏丸家当主として堂々と振舞った。
芽雛川に挨拶した際に、都内でパティスリーを経営する赤目刻弥と、彼にエスコートされている莉沙を紹介され、その後もかなりの人数と挨拶を交わした。
疲れてトイレで「もう帰りたい~」とひとりごちていると、隣の女子トイレから悲鳴が聞こえてきた。
すぐに向かうと、莉沙が血を流して倒れている。
意識を失っている莉沙に必死で声をかけていると人が集まってきた。
そして花穎が犯人だと疑われてしまう。
新品価格 |
感想
ゴージャス感はとても素敵です。
白亜の豪邸、丁寧に刈り込まれた前庭、洗練された内装、磨き込まれた茶器や食器、盛りつけられた料理…
どれも上品でセンスが良く、目を奪われまくりー (∩☆∀☆)∩
いつまでも眺めていられる美しさに惚れ惚れしました。
でも、それ以外が…
ベテラン俳優たちは演技が上手いのですが、若手のみなさんはまだ伸び盛りですね。
棒読みにならないように頑張っている、とは思いました。棒読みになってたけど。
ストーリーも、まとまってはいましたが、ミステリーとしては弱い。
推理もあまりちゃんとしたものではないので、犯人との対峙がクライマックスになっていないんです。
演出も、映画というよりテレビドラマだな~、と。
使用人たちが扇状に立って、永瀬さんがカメラに向かって歩き、それからカメラの位置が変わって振り向く。
・・・古い。
というか昔っからほんと代わり映えのないテレビ的演出。
映画館のスクリーンには合っていない、スペシャルドラマのような作品だと思いました。
あ、でもあの上品なセレブ感は潤沢な予算が組める映画だからこそ実現できたのかも…
んー、プラスとマイナスがトントンの作品かな、と思いました。
鳳役 奥田瑛二 他出演作品
映画「五番町夕霧楼」 (1980年版) あらすじと感想【ネタバレあり】火も水もこわい
こちらもよろしくお願いします
「腐女子彼女。」あらすじと感想【ネタバレあり】本気の覚悟の前ではルール無用!
新品価格 |