「新・英語をもう一度最初から」で英文法やり直しpart2 “完了形と5文型”
前回、第1部の第2章「分詞」まで学びました。
その続きで、今回は第3章から完了形、そして5文型の基本まで学習していきます。
前回はこちら
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第3章「現在完了」
have+過去分詞の形で、過去の事実と現在の事実を同時に表現する方法です。
表すことができるのは以下の3つ。
- 「(今)~したばかりだ」 現時点で動作が完了している。
- 「(今までに)~したことがある」 現在に至るまでの経験。
- 「(今まで)ずっと~だった」 現在に至るまで状態が継続している。
以上になります。
継続を表す場合のみ、ちょっとしたルールがあります。
know、beなど状態を意味する動詞 はhave+過去分詞で表せます。
work、runなど行動・動作を意味する動詞はhave+been+~ingという形になります。
これが現在完了進行形です。
「雨が降る」のrainも、例外的に現在完了進行形で継続を表します。
現在完了が使えない例
- When~?「いつからしたのか」で始まる疑問文。過去形を使います。
- 過去の特定の時点をはっきり表す単語や語句。
恥を晒しますが…以前、外国人が経営しているパブが週一でやっている英会話サークルに初めて参加したとき
I have been here on last Saturday.
なんていうトンデモ英語を披露してしまいました…orz
(先週の土曜日にこのお店に初めて来た、と伝えたかった。ほんとにひでぇ英文…)
「現在完了ではlast Saturdayなどはっきりした曜日や日付は使わない」
「lastやnextなどが曜日の前につくときonはつけない」
ふたつも間違いを指摘されて恥ずかしすぎて逆に開き直るしかなくなりました。
お気を付けください(ノД`)・゜・。
ただこの②は、前にsince(~以来)がつけば使えます。
それと疑問文で「もうすでに」と表現するときはyetを使うのが普通です。
第4章「過去完了」
had+過去分詞の形で、ある過去の事実より、さらに古い以前の事柄を表現する方法です。
表すことができるのは以下の3つ。
- 「(その時より前に)~してしまっていた」
過去のある時点より前に事側が完了していた。
- 「(その時より前に)~したことがあった」
過去のある時点より以前の古い経験。
- 「(その時まで)ずっと~であった」
ある時点までの状態などが継続していた。
以上になります。
過去完了もまた、継続を表す場合のルールがあります。
know、beなど状態を意味する動詞 はhad+過去分詞で表せます。
work、runなど行動・動作を意味する動詞はhad+been+~ingという形になります。
これが過去完了進行形です。
第5章「基本的な5文型」
一組だけの主語と動詞を持つ単純な文を「単文」といいます。
この単文の5つの形が5文型です。
第1文型=主語+自動詞(SV)
自動詞はwalkとかsingとかswimなどなど、後ろに目的語をつけなくても意味が通る動詞のことです。
第2文型=主語+自動詞+補語(SVC)
第2文型の補語は主語と同一物もしくは同じ状態の言葉で主語を説明します。
補語になれるのは名詞か形容詞です。
第3文型=主語+他動詞+目的語(SVO)
他動詞はloveとかgetとかbuyなどなど、後ろに目的語がないと「何をだよ!」というツッコミがきてしまう動詞のことです。
第4文型=主語+他動詞+目的語+目的語(SVOO)
主語も目的語も名詞しか使えないので、名詞が3つも付くことになります。
だから名詞を修飾する形容詞や、形容詞や動詞を修飾する副詞などがゴテゴテとつくと分かりづらくなるニクい文型です( ;∀;)
第5文型=主語+他動詞+目的語+補語(SVOC)
第5文型の補語は目的語と同一物もしくは同じ状態の言葉で目的語を説明します。
使えるのが名詞か形容詞という点は第2文型と同じです。
第6章「第5文型の別例」
第5文型の動詞は特別な使い方があるので、独立した章で詳しく説明してありました。
第5文型に関しては他の文法書でも特別扱いされますよね(;´∀`)
- 「(人などに)~させる」
make, have, letは使役動詞という役割があります。
主語+使役動詞+目的語(人など)+動詞原形の形です。
過去の話題でも、目的語の人の行動は原形になります。
使役のほうを過去形にするのですが、letが原形と変わらないので分かりにくいです(´Д`)
ちなみに使役動詞の違いは
let……相手の希望どおり「させる」
make……強制的に「させる」
have……普通の「させる」
- 「(人・物などの)~するのを見る・聞く・感じる」
see, hear, feelなどを感覚動詞といいます。
主語+感覚動詞+目的語+動詞原形もしくは現在分詞(ing形)の形です。
赤字部分に関して、
短時間の行動は動詞原形・現在分詞どちらも使えます。
例・I saw him close/closing the window.
長時間の行動を部分的に見たり聞いたりしたときは現在分詞しか使えません。
例・I saw him driving in the street.
- 「(人・物などを)~される、~してもらう」
主語+have/get+目的語+過去分詞の形です。
元々haveは「させる」、過去分詞は「される(受身)」の意味があります。
例えば I had my purse stolen.は直訳すると「私は私の財布を盗まれる状態にさせた」となります。
自分の不注意を反省するような謙虚さが見える表現ですね(・∀・)意外―
「修理してもらう」とか「髪を切ってもらう」とか、日常でもよく使うので、多くの例文に触れて使いこなせるようになりたいですね。
今回はここまでです。
お付き合いいただきありがとうございました。
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