映画「白い闇の女」あらすじと感想【ネタバレあり】官能スリラーとは… お笑い
「戦場のピアニスト」でアカデミー主演男優賞を受賞しているエイドリアン・ブロディが謎めいた美女に翻弄されるサスペンス映画です。
テレビドラマ「CHUCK / チャック」のイヴォンヌ・ストラホフスキーがヒロインを演じています。
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あらすじ
新聞記者のポーターは、事件現場に出向いてはいろんな人の話を聞いて売れそうなネタを仕入れていた。
しかし昨今は素人でも動画を撮ってSNSにアップするなど、記者まがいのことをしているので、未だ足で稼いでいるアナログ志向のポーターは気が気ではない。
事実、ポーターの収入は、月々の住宅ローンを支払うのに精いっぱいで、生活費および二人の子どもたちの養育費や家政婦の雇用賃金など、支払いの多くは外科医である妻・リサの収入に頼っていた。
そんなポーターだが、一度取材の過程で、行方不明になっていた少女を発見して世間から称賛されたことがある。
この出来事のおかげで、ある程度周りから記者として信用されているのであった。
ある日パーティーに出席し、妖艶な美女と出会う。
彼女は有名な映画監督サイモン・クローリーの未亡人キャロラインだった。
キャロラインは、少女を見つけたポーターの腕を見込んで、1年前にビルの解体現場から死体で見つかった夫の事件の真相を調べてほしい、と依頼してきた。
場所をキャロラインの家に移し、警察の捜査資料であるはずの事件現場写真を見せてもらう。
開腹されており、周囲にはヒスイが散らばっている。
手に余る、ということでポーターは断るが、キャロラインは「気が変わったら」と電話番号を渡してきた。
翌日出社してからも事件のことが気になるポーターは結局キャロラインに電話して話を聞きにいく。
馴れ初めから聞き、サイモンがなんでも映像に残しておくクセがあるということで、キャロラインへの結婚の誓いを言う映像を見せてもらう。
想像以上の奇人変人ぶりにいささかウンザリするが、事件そのものには多少の興味を引かれた。
とりあえず帰ることにしたが、部屋に携帯を忘れたことに気づいて、すぐ戻ってドアベルを鳴らすがキャロラインは出ない。
ナンバーを覚えていたので勝手にダイヤル錠を開けて入り、テーブルの上の携帯を取って帰ろうとする。
ふと水音が聞こえてきて、ポーターは興味本位でそちらへ近づくとキャロラインがシャワー中だった。
覗いていたことがバレるが、そのままキャロラインと関係を持つ。
そしてポーターは実際の現場に出向いて管理人の話を聞いた後、キャロラインからの連絡で、銀行の貸金庫に保管されている大量のメモリーカードに残っている映像を見せてもらった。
その後、ポーターの雇い主であるメディア王のホッグスに呼ばれて出向くと、キャロラインと関係を持ったことを知られていた。
ホッグスはキャロラインから彼にとって不名誉な映像を何度も送りつけられており、彼女からオリジナルのメモリーカードを奪ってくるようポーターは命じられた。
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感想
キャロラインと不倫の関係になったポーター。
彼女に魅力を感じていても、一番大切にしているのは妻と子供たちです。
ある日リサから、今日は変な患者が来た、と聞かされます。
すごい美人なんだけれど、リウマチの症状などかけらもないのにそう言い張るし、無理やりリサに診察してほしいと我を通してきた、と言うのです。
ポーターはすぐにキャロラインだと気づきました。
恋のライバル。
いったいどんな人なのか。自分より魅力的なのか。
気になってモヤモヤしますね。
なんとか手がかりを掴んで、その人物の顔を見てやろう、と会う前から憎悪メラメラで行動を起こす… あるあるある。
こういうときの人間て、なかなか自制心が効かないんだ。
見たからどうするというわけでもなく、「ふ~ん、アイツかぁ」と思うだけなんですけどね。
しかし気が強くて危険なタイプの人は、対抗心が跳ね上がり、いきなり敵意丸出しで口撃および攻撃してくるので怖いです。
こればかりは気を付けようにも対処のしようがない。
嫉妬してくる側が自分で自制してくれないことにはどうしようもないんですよね。
有効ではないかもしれませんが、あまり幸せそうな姿を見せると、なおさら火に油を注ぎます。
無理に抑え込む必要はないですが、少なくとも挑発するようにワザとベタベタしたり見せつける真似は絶対しないほうがいいです。
悪女的な女性に誘惑されて危険な罠に堕ちていく主人公の男…
このテンプレなモチーフを使った作品はたいてい「官能スリラー」なんてジャンルに区分けされますが、さすがにもう展開が読めることが多いんですよね~ (;^ω^)
ストーリーは、まあ及第点ですが、「おっ?」って感じに食い気味に引き込まれることはまずないです。
男性陣お楽しみの官能シーンも多くない。
しかしいつまで経っても廃れないこのジャンル。
ここから大物になる女優もいるから需要はあるんですよね。
キャスリーン・ターナー、グレン・クローズ、シャロン・ストーン…などなど。
後のお宝映像になる的な。
しかし淫靡モードを漂わせようとする音楽が、チープ感まで漂わせてしまっているのでどうにも笑ってしまう。
私は笑いたくてこのジャンルを見ているようです。
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