【漫画】楠桂「サレ妻漫画家の旦捨離戦記」あらすじと感想【ネタバレあり】

ベテラン漫画家の楠桂先生が、夫が不倫していたことをXで激白して話題になりました。
かつてオタク系雑誌「ファンロード」を読んでいた身としては、双子のお姉さん大橋薫先生と一緒にアイドル的な人気があった美少女&15歳で漫画家デビューした才能あふれる人、と二重で羨ましく、憧れていた存在の女性です。
初期の「僕の学校は戦場だった」「週番規則厳守せよ」などから「八神くんの家庭の事情」まで、お小遣いで買い集めましたわ…
社会人になって、あまり漫画を読む時間が取れなくなってから大分ご無沙汰になってましたが、時々「いま何してるんだろう?」と思って調べたりしたこともありました。
ご結婚されてお子様もふたり、ハーレクインロマンスのコミカライズなどもされていて、ご健在で何より、と思っていたところで、この爆弾。
え? え? え?
あの売れっ子美人漫画家が、サレ妻!?
一体、何がどうしてそうなった? と気になって、配信のみで読めるこのエッセイ漫画の第1話を読んでみました。
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あらすじ
結婚から23年目のある日、50歳の夫から突然、裏切りの告白を受けた著者。
中学の同級生であり、大学時代の元カノと長年にわたって不倫関係にあったと聞かされる。
一生添い遂げる覚悟で結婚し、幾度もの流産・死産を乗り越えたことで、自分たちは特別な夫婦だと思っていた。
しかしクリスマスプレゼントで、著者が2万円以下のバッグにも関わらず11万円ものハイブランドの財布をねだり、あるときは妻の家族がいる前で彼女を背後から蹴り飛ばす。
この件があってから2年後。
スパムメールに分類されていた、2年前のメールに気が付いた。
浮気相手である元カノから、夫と浮気をしているマウントメールだった。
この接触によって夫が元カノと会っていること、プレゼントの財布は元カノとペアにするためだったと知る。
3年ほどは気持ちに折り合いをつけられずにいた著者だが、一度は許そうと決めた。
そしてコロナ禍に突入した頃、夫は頻繁に外泊するように。
それは夫の友人たちもグルで、著者を騙して浮気を継続させていた夫のアリバイ工作があって成立していたものだった。
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感想
※失礼なことばかり言い倒しています。不快になるかもしれませんのでご注意ください。
私はこれまで、女優・仲間由紀恵さんの夫・田中哲司さんが「キング・オブ・何様のつもり」と思ってきました。
あんなに美人で知名度の高い奥さんをもらっておいて、正直ブ…な男性が、彼女が双子を妊娠中の大変な時期に浮気した。
仲間さんのファンだったので「いったい何様のつもりよ!?」と怒ったし、今でもテレビとかで見ると「この身の程知らずが」と思ってしまいます。
楠桂さんの元夫は、これに引けを取りませんでした。
Xに投稿されていた写真を見たことありますが、美人妻の隣に立つには、正直ブ…と思いました…
そこへ持ってきて、小賢しい悪知恵を働かせて足掛け10年以上の裏切り行為。
しかも個人的に「これはない」と思った家庭内暴力ときたものです。
丸腰の! 女性を! 不意打ちで! 背後から! 蹴り飛ばす!
どこを切り取っても「卑怯者」という言葉しか浮かばない。
人様の元夫にこんなこと言うのもアレだけど、こういう人って絶対、自分より強そうな相手や、正面から潔く対峙するようには戦わない。
実際、元カノの大学時代の浮気相手とは戦っていないのよね?
言い合いや小競り合いくらいはしたかしら?
否、「絶対してない」に10000ジンバブエ・ドル賭けてもいいです。
この部分を読んで、この元夫さんは私の中で田中哲司さんを超えました。
まさかの田中超え。
そんな逸材がいるとは思わなかった。
しかし、この元夫と浮気相手の元カノ… 現在54か55歳ですね。
恥ずかしながら、私、彼らと同い年だからハッキリ言っちゃうけど「老いらくの恋」ですよね~。
もう恋愛のステージから下りて、余生を心身ともに健やかに過ごせればいいと思っている私からすると、よく恋愛なんてエネルギーがいることを、この年でできるなー、とその (無駄な) パワーに圧倒されましたわ。
それもお互いを思いあうような穏やかなものではなく、人を騙し、奪い、傷つける、刹那的で攻撃的な不純恋愛。
同い年だからこそ「年寄りが無茶すんじゃないよ」と言ってやりたくなります (まさに老婆心)
とりあえず1話では元夫から「別れよう」と告げられたところで終わりです。
第2話はまだ読んでいませんが、どんな展開になって離婚に至るか気になるところです。
漫画アプリのポイントを頑張って貯めて、続きを読もうと思います。
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