映画「やかまし村の子どもたち」あらすじと感想【ネタバレあり】懐かしさと憧れと
スウェーデンの人気児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの作品を、ラッセ・ハルストレム監督で映画化しました。
北欧の田舎町ののんびりした雰囲気を堪能できる映画です。
子供たちのうちの一人を演じたアンナ・サリーンは後に歌手として大成しています。
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あらすじ
「やかまし村」には家が三軒しかない。
真ん中の家に住むのは、7歳のリサと、兄のラッセとボッセ。
北の家の姉妹ブリッタとアンナはリサと仲良しで、いつも一緒に遊んでいる。
南の家にはオッレと、まだ学校に上がっていない幼いシャスティンが住んでいる。
子供たちはこれで全員。
親同士も仲が良く、中屋敷のお手伝いアグダとオスカルもおり、家畜もたくさんいる賑やかな村である。
今日は北の家のおじいちゃんの80歳のお誕生日。
町から来た写真屋さんから記念写真を撮ってもらった。
子供たちは隣にある大きい村の学校に通っている。
リサは学校が好きだけど、夏休みが始まってワクワクする。
感想
刺激の強い映画が最近続いたので、ひたすらに癒されました~♡
暗さや深刻なもの、大きな事件などは一切ありません。
子供たちは想像力と行動力を駆使して全力で遊び、家の手伝いも楽しくやります。
下校中は道路の脇にある柵を伝って進んだり、飛び石になっている場所では「ここから落ちたら死ぬんだぞー」という謎ルールに乗っかったり、水田の真ん中に出来た足場を「ここは無人島だー」とロビンソンごっこを始めたり…
リサとアンナでおつかいに出かければ、オリジナルソングを作って歌いながら向かったのに、何を買うのか忘れて何度もお店に行きつ戻りつ。
それも、炙りソーセージを買うので「ソーセージの歌」を作って歌ってるのに、肝心の炙りソーセージを思い出すのが最後の最後というオチに笑いましたw
こういった経験、私も子供の頃にありました。
人様の家の塀垣を伝い歩きしたし (すみません) 、ごっこ遊びもやったし、学校や塾の帰りには友達と歌いながら一緒に歩きました。
もちろんお使いに出かけて「なに買うか忘れた」も経験あり。
母親から強烈なゲンコツを食らって泣いた… (ノД`)・゜・。
そんなことまで思い出してしまいましたが、作中の「子供あるある」が楽しくてずっと観ていられます♪
劇中で唯一いじわるな人物スネルさんが飼っていた犬スイップとオッレが仲良くなって、結果オッレがスイップを飼うようになるエピソードも好き♡
ちなみにリサによると「スネル」はスウェーデン語で「優しい人」だそうです。
スウェーデン語を1個だけ覚えたぞ。
言葉は分からないけれど、スウェーデンの田舎の風景がすごく素敵です。
舗装されていない道路に緑が豊か。
水の妖精を見に、夜こっそり抜け出すと十分明るい。
あ、そっか。白夜! と日本との違いを思い出しました。
のんびり進む荷馬車に乗って水車小屋に行ったり、干し草の上で一晩過ごしてみたり。
うわぁー! 子供の頃あこがれたぁー!
子供たちの夏休みエピソードを通して、懐かしさや憧れを感じる作りになっています。
とても良い作品でした。
また疲れているとき観ようっと。
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