映画「ドラゴンへの道」あらすじと感想【ネタバレあり】意外とドジッ子ワンコ
ブルース・リーが監督・主演・脚本・製作、さらには武術指導までこなしたカンフー・アクションです。
ヒロインをノラ・ミャオが演じ、イタリア・ローマが舞台です。
ラスボス演じたチャック・ノリスとのコロッセオでの闘いは、ブルース・リー映画史上ベスト・バウトに挙げられています。
あらすじ
香港からローマにやってきた武術家のタン・ロン。
ローマで中華料理店を営んでいる女性チェンに、マフィアの嫌がらせで悩んでいることを相談された弁護士から、用心棒の依頼を受けたのだ。
しかしチェンから見て、田舎者でドジなタン・ロンは、どうにも頼りなく映った。
店の古株グンの案内で、店の裏で空手の稽古をしている従業員たちと顔を合わせる。
彼らは、またマフィアがやってきても自分たちで追い払ってやる、と息巻いていた。
タン・ロンが拳法の実演を見せようとしたところで、チェンの叔父で副店主のワンが皆を呼ぶ。
閑古鳥が鳴いているところでお客が来たからだ。
みんなが制服に着替えに行き、チェンが応対をしている間、タン・ロンはお手洗いで用を足すことにした。
だが彼が個室に入っている間にマフィアがやってきて客を追い出し、チェンに店の明け渡しを迫る。
ボスの右腕ホーは「今夜また来るから、それまでに返事をしろ」と言って帰っていった。
何があったのか分からないままトイレから出てきたタン・ロンは、チェンや従業員たちから「役立たず」と見られてしまう。
汚名を返上すべく、タン・ロンはその夜、従業員たちから嫌味を言われながら渋面でマフィアを待つ。
やってきたのは手下のチンピラたち。
いきなり暴力を振るってきたので従業員たちは店裏で戦おうとするが、ひとりが一発でのされてしまい、タン・ロンがひとりでチンピラ4人を相手にする。
ドラゴン殺法で4人とも片付けると、従業員たちは彼を称賛し、チェンの態度も軟化。
だがワンは、マフィアからの仕返しを恐れて、おとなしく言うことを聞くべきだ、と主張した。
いくらタン・ロンが強くても銃には敵わない、という。
タン・ロンはその夜、銃に対抗すべく木で投げ矢を作る。
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感想
コミカルな作品なので、ブルース・リーのカワイイ面がたくさん見られます。
もう初っ端から、隣に立っているマダムに何故かガン見されて戸惑いながらニコッとか。
空港内のレストランに入れば、メニューの文字が読めずに適当に指さしたらスープ5つも持ってこられてショボンしながら完食とか。
開始10分足らずで、すでにカワイイ。
カンフーのすごさとシリアスな表情が私の中でのイメージとして定着していたので、照れ笑いしたり、あか抜けない仕草で愛想良くニコニコしていたり、意外なワンコ系っぽい魅力を感じました。
もちろん映画のキモであるカンフーでは、いつも通りシリアスでカッコいいです。
ひとりベランダでトレーニングしているときの背中の形…!
きっれーーーいな逆三角形で、目を奪われます。
↑ (思いっきり強調したくなる美しさ)
それだけ鍛え上げれば見せびらかしたくもなるのでしょう。
戦闘時はめちゃくちゃ脱ぎます。
チャック・ノリスも脱ぎます。
したら、胸毛 毟られました。
これは激痛―――!! 見てるだけで痛いー!
と思いましたが、あんまりダメージ受けている顔してません。
なんだよ、もしかして付け毛が? なんのためにだよ。
このバトルでは、なぜか仔猫が数匹ウロチョロしていて「危ないから逃げなさいー」と何度か思っちゃいました。
見ごたえあるシーンなんですけどね (;´∀`)
ストーリーのほうは…
用心棒としてやってきたのに、ワンおじさんがずっとタン・ロンを歓迎しつつマフィアを撃退するのを止めさせようとしていて、矛盾していることが気になったんですよね。
脚本がおかしいんじゃないか、と。
しかしラストのほうで分かる、ワンさんの裏切り。
すっかり騙されました (´-ω-`)おぅふ…
後半は裏切り者ワンによって仲間たちが命を落とすシリアスな展開になりますが、前半のコミカルな作風はリー自身が「自分にはこういう面もある」ってわかってもらいたかったんじゃないか、と思える人間臭さを感じました。
ちょっとドジッ子でワンコ系なブルース・リーが堪能できる、楽しい作品です。
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