映画「2001年宇宙の旅」あらすじと感想【ネタバレあり】

スタンリー・キューブリック監督の、名作SF映画です。
脚本をSF作家のアーサー・C・クラークと共同で書いています。
「バニー・レークは行方不明」のキア・デュリアが中盤から登場する主人公を演じました。
![]() |
新品価格 |
![]() |
新品価格 |
あらすじ
人類が誕生する前。
広い大地には、猿人や四足獣が生きていた。
道具の概念がなく、猿人は土をほじくって食べ物を見つけ、手で水をすくって飲む。
豹に襲われれば為すすべもなく殺される。
ある日、黒く巨大な四角柱モノリスが大地にそびえ立っていた。
恐る恐る触れてみる猿人たちは、知恵をつけ、獣の骨を使って物を砕いたり敵を攻撃することを覚える。
2001年.
宇宙航行が普通のことになった時代が到来。
宇宙ステーションにやってきた宇宙評議会のフロイド博士は、これから月のクラビウス基地に行くつもりだと周囲に話す。
そこで、最近月面では回線がつながらないので、謎を解明してほしい、と頼まれた。
ロケット・バスの緊急着陸も拒否したことから、未知の伝染病が発生しているのではないかという噂が流れているのである。
フロイドは真相を知っているが、緘口令を敷いているのは彼自身であった。
グラビウス基地に到着したフロイドは、会議で演説をした後、評議員たちと共にモノリスの調査に出向く。
2週間ほど前に突如、クレーター近くに現れた謎の物体である。
しかしフロイドたちが近づくと、モノリスは強烈な超音波を出した。
フロイドたちは耳を塞ぐように身をかがめる。
18カ月後。
木星探査用の宇宙船ディスカバリー号には、船長のボーマン、副船長のプール、人工スリーブ中の三人の博士たち、そして人工知能HAL9000ことハルのパーティーで木星に向かっていた。
高度なAIであるハルだが、感情を有している。
ハルはボーマンに、今回の調査は極秘で進められていたり、通例とは違うことが行われていたりしているため、疑問に思うことが多々あることを伝える。
その直後、船内の一部ユニットが故障しかかっていることを、ハルは指摘してきた。
![]() |
2001年宇宙の旅 日本語吹替音声追加収録版 4K ULTRA HD& Blu-ray (3枚組) 新品価格 |
感想
名作映画として有名ですが、ストーリーが難解と聞いて敬遠していたんですよね。
うん、本当にラストの解釈とか難しかった (;´∀`)
だけど、映像の豊かさで見応えあります。
全体的にゆったりとした映像で、今のタイパ重視時代にはそぐわないかもしれないけど、宇宙の無限さ・悠久さを際立たせている演出だと思いました。
とにかく視覚効果をアレコレ実験的に詰め込んでいて、CGで簡単に出来る現在よりも映像の面白さが出ています。
工夫があるものの方が味わいあると言いますか。
泥臭いんだけど、センスがあるからレトロなスタイリッシュ感があって、結構好みの映像です。
宇宙ステーション内のレストランとか、無機質だけど、なんか好き♡
そしてストーリーは、ラストこそ難しかったけれど、ミステリーチックで引き込まれました。
突如月に現れたモノリスの謎。
人工知能ハルによる殺戮。
ハルに立ち向かうボーマン。
このあたりのシーンは興奮しました。
で、ラストです。
映像技術を駆使したスターゲイトを抜けたボーマンの行く末は…
年老いていき、老衰で動けなくなり、足元に現れたモノリスに手を伸ばすと胎児に。
そして胎児は惑星並みの大きさになって地球を隣から見つめている。
胎児かぁ… 新しい何かの目覚め、というものなんでしょうか。
それともモノリスと一体化したボーマンは全知全能の存在となって、地球の行く末を見守っているのか。
それが無垢な胎児の姿をしているのは?
いろいろ考えてもどれも正解ではなさそうだし、無駄そうなので止めておきます。
構えていたけれど、けっこう楽しんで観られました。
![]() |
新品価格 |
他キア・デュリア出演作品
![]() |
新品価格 |
![]() |
2001年宇宙の旅(初回生産限定スペシャル・パッケージ) [Blu-ray] 新品価格 |