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映画「柳生一族の陰謀」あらすじと感想【ネタバレあり】寄り目で大見得ラストシーン

2024/03/22
 
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駆け出しライターのポムりんごと申します。 最近はめったに雪が積もらなくなった雪国在住。 映画や海外ドラマの視聴が趣味で、それが高じて英語学習もやっています。 英検準一級。TOEIC780。 漫画やゲームも好きな完全内向型。 家にこもってわがまま(セルフィッシュ)三昧に日々過ごしてます。

1978年に公開された深作欣二監督の痛快娯楽時代劇。

千葉真一さんが当たり役・柳生十兵衛を演じた最初の作品です。

当時の大スターが一堂に会し、顔触れといいアクションといい、今観ても圧巻です。

 

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あらすじ

徳川二代目将軍・秀忠が急逝した。

食中毒という診断だったが、ある晩、数人の間者が霊廟に忍び込み、秀忠の遺体から胃袋を取り出して持ち帰ろうとする。

しかし霊廟から出たところで彼らを待ち構えていた集団がいた。

秀忠の長男・家光の剣術指南役である柳生宗矩  の子息たちだった。

そして間者は次男・忠長を次期将軍に擁立しようとする一派の手の者たちである。

彼らは一戦交え、胃袋は柳生の手に渡った。

胃袋の中を確認した宗矩は、死因は毒殺だったと確信した。

宗矩は家光側についている老中・松平信綱春日局を問い詰めると、ふたりは秀忠の殺害を認めた。

それは家光の廃嫡を秀忠が決めたためだった。

長男でありながら、生まれつきの顔の痣と吃音のため、両親は忠長のほうを可愛がっていた。

そしてついには将軍の座も。

その話を聞いて宗矩はふたりの忠誠心に心を打たれ、彼もまた家光擁立に尽力することを誓う。

宗矩は長男・柳生十兵衛を呼び寄せ、懇意にしている根来衆 (ねらいしゅう) にも応援を頼んで、忠長側と一戦交える準備を整える。

一方、忠長のほうも、駿河を拠点に合戦の覚悟をつけていた。



感想

に…人数が多すぎて、どっちの陣営なのかがわからなく…ヒーッ

とくに根来衆と駿河の浪人衆は、どこでどう見分けていいのか分からずに混乱しました。

何しろ古い映画で、すでに亡くなっている方も結構いるから、ついキャストの顔を見て「えっとこれは誰だっけ。あ、〇〇だ。ウッソ、わっかい!!」とか余計なこと考えてるから話に置いて行かれてしまい (バカ)

こんなテンポのいい映画で、キャストの晩年時の姿と当時の若さを見比べるとかしちゃダメですね (;´∀`)

両陣営入り乱れての戦に、王政復古を願う公家の人間たちも一枚噛んできます。

泥臭い中に雅なおじゃる言葉が浮いていますが、これはこれで映画の華。

麿のくせに強いのも素敵♪

JACも総出演でアクションに迫力を持たせています。

 

ストーリーは二転三転し、柳生一族というより宗矩の陰謀によって最後は宗矩vs十兵衛、という意外な構図になります。

順調にいっていたのに最後の最後で大どんでん返し。

錯乱した宗矩を、萬屋錦之介さんが歌舞伎調の演技で効果的に仕上げていました。

寄り目になっていたし ( ̄▽ ̄)

この圧巻の演技で、かなり印象深いラストシーンになってます。



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